タイにおける児童売春。買春される少年・少女の現状について


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thai child prostitution girls
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児童売春は買う側と売る側それぞれに問題がある。以前と違い、タイでは児童売春に対する積極的な取り締まりも行われているので、表面上は少なくなってきているが実質的に無くなる事は無いだろう。

下記ではこうした児童売春が生じる理由と、最近のタイにおける児童売春の実態について詳しく述べていきたいと思う。

 

児童売春が生じる理由

児童売春が生じるのは売る方と買う方に双方の問題がある。売る側と買う側が積極的になっている、もしくはどちらか一方が積極的になる事でも児童売春は生じてしまう。

児童売春における売る側の問題

児童売春が発展途上国で特に多くなっているのは売る側に積極的な部分があるからだろう。

バンコクでもっとも有名ないわゆる援交カフェ「テーメーカフェ」の場合、女の子は単純に「稼げるから」という理由で、自らの意志を持って体を売りに来ている。日本の個人売春でもそうだが、大人の女性がバイト感覚で行っているのが普通だ。

テーメーカフェにおける値段や遊び方、注意点などを詳しく紹介する
テーメーカフェが入居する建物の前。 テーメーカフェとは?テーメーカフェはバンコクの主要な通りでもあるスクンビット通り沿いルアムチット・プラザホテルの地下にあるカフェである。テーメーもしくはテル...

 

しかし、児童売春の場合、少女、少年がこうした仕事を自らの意志で選ぶとは考えにくい。少女や少年自身ではなく、その周りの大人達の存在が大きいはずだ。

実際子供を使ってお金稼ぎをしようとする人達をタイでは街中や人の多いエリアではよく見かける。

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チャトチャックマーケットで楽器の演奏をする少年

 

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人通りの多い通りで物乞いをする少年、少女。

 

表面上は子供しかおらず、可哀想な少女、少年としか思わないだろうが、バックに大人がいるのは明らかだ。児童売春の場合も、こうした子供を使った大人の金稼ぎの延長にあるといえるだろう。

 

児童買春をする側の問題

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児童売春で捕まったマレーシアのイギリス人英語教師(http://www.dw.com/より)。彼は最低で懲役25年となる判決が言い渡された。

 

タイでの児童売春は親が斡旋業者へ子供を売る事により生じる。お金を得るための選択肢として女の子を使うとなれば、当然売春業に従事させる事も頭に浮かぶだろう。

タイにおける人身売買と貧困の実態 - 踊るバイエイターの敗者復活戦
www.flickr.com 目次 タイにおける人身売買の実態 日本人の知らない人身売買の背景 借金苦からの児童売買 人身売買がタイで起こる理由 追記 本日(2016年2月3日)21時からテレビ東京で放送される水曜エン...

 

未成年の少女でも性的な魅力のある子はいるので、いわゆるロリコンでなくとも需要はある。ただ、男児の場合こうした需要自体が少ないので、いわゆるショタが好きな人向けの風俗は殆ど無い。あったとしても、外国人の間で有名になる頃には摘発されるのが普通になっているので、アプローチ自体を積極的にしないと買うことが出来ない。

従って、男児の場合は特に、こうした趣味を持つ「買う側」が積極的に動く事が多い。

 

2016年5月にタイのチェンマイで日本人男性が少年を買春したとして逮捕されている。

タイ警察 児童買春目的の49歳日本人を逮捕
タイ警察は25日、北部チェンマイ県で10代半ばの少年らにわいせつな行為をした疑いで、日本人の男を逮捕した。警察が公表したパスポートでは、男は本籍が北海道で49歳の「松原輝明」となっている。少なくと...

松原容疑者の逮捕容疑はゲストハウスに少年らを連れ込み、みだらな行為をした疑い。松原容疑者はこの2年間で20回程度、出入国を繰り返していたという。

25日午前7時ごろ、3人が寝ているときに警察が押し入った際、松原容疑者と少年2人は上半身裸の状態だった。被害者は7人どころか、10人で、しかも9歳の少年も含まれているという報道もある。

現地をよく知るライターが言うには

「とはいえ日本の援助交際などと同じく、完全に子供の性売買が撲滅されたわけではない。裏では行われているし、ときどき子供を狙った同性愛の性犯罪者が逮捕されることもある。今回の容疑者は、タイをよく知る人物で、風俗関係やマフィアになんらかのツテを持ち、子供をあっせんしてもらったのではないか」(室橋氏)

と述べているが、記事中では

少年たちにお菓子をあげている様子も近所の人によく見掛けられていた。「近所の人と会うと、松原容疑者はあいさつを交わすなど“親切な日本人”として知られていた。

とあるため、お菓子等を上げながら少年たちに近づき、男児を信頼させてからホテルへと連れ込んでいた可能性の方が高いだろう。つまり、記事で言われているようなマフィア等は利用せず、個人で男児へと近づいていったのだ。

買春をする側が積極的に動いたため悪質性は高く、子供の場合は同意の上でも強姦罪が適用される。最近の児童売春では無期懲役を含めた厳しい判決も下されている。

彼は生涯をタイの刑務所で過ごすことになる可能性もあるのだ。

 

タイにおける児童売春の現状

thai child prostitution girl police
http://america.aljazeera.com/

 

つい数年前まではタイにおける風俗業界でも未成年が働いているのは珍しい事ではなかった。ナナプラザの人気店レインボー4も去年までは未成年が混じり普通に営業していたし、マッサージパーラーといった日本で言えばソープランドのような風俗でも未成年が選べるようになっていた。未成年がマッサージパーラーで働いているのはナタリーへ行ったことのある人なら知っている人も多いだろう。

バンコクの「ナタリー」という人気のあったマッサージパーラーについての現状について述べていきたいと思う(2016年7月)
マッサージパーラー「ナタリー」 2016年6月7日ナタリーにタイ警察の強制捜査が入った。店には6名の未成年少女が働いていたのと、不法で就労していた外国人もおり、警察幹部や有力者への賄賂の額が書...

ただ、最近では未成年者が夜の店で働くこと自体が厳しくなっている。以前までは18歳未満の子がバンコクのゴーゴーバーでも、持ち帰りの出来るダンサーではなく、ウェイターとして働いていたが今ではこれも見られなくなった。警察への賄賂額も多い人気店でさえ、相次いで摘発を受けている現状に、リスクとなる未成年者の採用自体を店側は止めているのだ。

もちろん、全ての店で児童売春が無くなったとは思わないが、外国人旅行者でも広い意味でアクセスしやすい店では未成年の労働はほぼ見られなくなっている。

 

タイの国境付近の街でも周辺国の未成年者が置屋で体を売っていたが、こうした置屋も警察の取締りによって軒並み閉鎖されている。

ウドンタニの置屋から風俗2016年最新情報を値段も含め詳しく紹介する
バンガローと呼ばれる置屋ホテル(69モーテル) タイの東北部、ラオスとの国境にも近い地方都市・ウドンタニ。ウドンタニと言えば、少し前までは激安の置屋のある街として、風俗目的で訪れる人も多い街だ...

ただ、表面上タイからいなくなっただけで、依然として未成年の子は働いているのも確かだ。

ウドンタニやラオスとの国境の街・ノンカイの置屋で働いていたのはラオスの子が多かったが、こうした子はラオスへ戻り置屋で働くか、タイ国内のデリバリー型の置屋に仕事場を移している。ウドンタニのデリバリー型置屋ではラオス人しかおらず、中には未成年者も含まれているのだ。

表面上は見えにくくなっているし、タイでは確かに児童売春が少なくなっているが、完全に無くなったわけではない。

 

東南アジアにおける買春

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http://sinopix.photoshelter.com/

 

東南アジアでも、タイの観光地で売春すれば比較的稼ぐ事が出来る。従って、売春で生計を立てようとする子はタイへ行き、大人達はタイへと未成年の女の子を送っていた、しかし、最近のタイでは、児童の買春だけでなく、不法に滞在している外国人も厳しく取り締まるようになってきている。タイでの取り締まりがより厳しくなってから、多くの女の子は少なくとも成人になるまで自国で働くようになった。

従って、タイにおける児童売春が減っているのは確かだ。しかし、売り手と買い手どちらかがいる限り、完全に無くなる事はないだろう。

 

チェンマイで捕まった日本人はお菓子をくれる優しいおじさんとされていた。少年達は2年間何度も買われたが、大人たちの多くは黙認していた。子供を介して、もしくは直接的に金銭の授与を受けていた可能性が高いだろう。日本国内でも、母親が知り合いに娘を売るといった児童売春は行われニュースになっている。いずれも子供の保護者である大人が関与している。

買いたい大人と売りたい大人、もしくはこれを黙認する大人達がいる限り、残念ながら児童売春は無くなる事は無いのである。これはタイに限らずどこの国でも言えることだろう。

 

タイにおける成人を含めた売春について、違法性や現状を含めて知りたい人は下記記事も必読である。

タイにおける売春・買春の現状を詳しく述べていく
Pattaya, entertainment city by the beach タイに一度でも行ったことのある人は知っているかと思うが、タイの風俗は本番行為をサービスに含むのが普通となっている。従って、日本の基準で言えば買春に相当...

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付利意雷布亜(freelifer)

東南アジアを中心に、1年のほとんどを旅行しながら生活している海外旅行のエキスパートです。
このブログではタイやその周辺国のナイトライフ情報を中心に、アングラな世界についての紹介もしていきます。
詳しいプロフィールはこちら。質問、意見等ある方はツイッターからどうぞ。