パタヤはタイの首都バンコクから車で2時間程度の位置にある。世界中から旅行者が訪れる人気ビーチリゾートである。
地図で見るバンコクからパタヤへの車による移動距離・時間(©OpenStreetMap contributorsより)
この街には中国人のように家族連れで訪れる人々やカップルもいる。女性やカップル向けにはディスコといった夜遊びスポットもあり、最近は若い女性外国人観光客も多くなった。しかし、男性向けの夜遊びスポットが多数存在しており、基本的にはこれ目的で訪れる男性客が多い。
この記事ではパタヤで夜遊びしたい人に向け、こうした夜遊びスポットについて詳しく紹介していきたいと思う。
パタヤの夜遊び
パタヤの夜遊びとしては
▶ ゴーゴーバー
▶ バービア
▶ ディスコ
▶ 立ちんぼ
▶ 日本人向けカラオケクラブ
▶ ゴーゴーボーイ(ゲイや女性向けのゴーゴーバー)
がある。
バンコクではゴーゴーバーを中心に、タニヤ等一部のエリアでは日本人向けカラオケも多数営業している。しかし、パタヤはバービアの数が圧倒的に多い。バービアが多いのは、お酒を飲みながらゆっくりと楽しみたい老人ファラン(欧米人)が好むスタイルの店だからかと思われる。
パタヤのバービア。ファラン(欧米人)の観光客やリタイアもしくはセミリタイアして長期滞在してる外国人に人気の夜遊びスポット。
パタヤ夜の地図
夜遊びスポットはパタヤ中心地にいくつかあり、上記地図ではウォーキングストリートとセントラルパタヤロードの南側、ビーチロードとセカンドロードの間のエリアを中心に広がっている。
詳細地図は下記Google Mapsを参考に。
パタヤプレイスポットとおすすめホテルの地図。右上の枠の記号(拡大地図を表示)をクリックして拡大で表示すると見やすくなる。左上の矢印が付いた枠記号を押すと、主要スポットやおすすめホテル一覧も表示されます。
今回紹介する夜遊びスポットやおすすめホテルも上記Google Mapsに掲載してある。
パタヤの夜遊びスポットのうち、日本人、特に短期旅行者にとって遊びやすく、かつ人気の夜遊びと言えばゴーゴーバーである。
ゴーゴーバー
パタヤの場合、ゴーゴーバーはウォーキングストリートとソイLKメトロと呼ばれるエリアに密集して営業している。
特にウォーキングストリートには約500mのストリートに60軒程度のゴーゴーバーが並んでいる。タイに限らずアジア最大の歓楽街とも言われている。
ゴーゴーバーでは綺麗な女性がステージに乗って踊っており、男性旅行者だけでなく、女性旅行者も楽しめる(ただし、女性のみでの入店はお断りの店もある)。ウォーキングストリートの夜遊びはその供給量から長期間居ても全くと言っていいほど飽きが来ない保養地、まさに地上の楽園である。パタヤへ来たなら一度は訪れてみたいエリアだ。
LKメトロはウォーキングストリートほどではないものの、ファランを中心に盛り上がりをみせているエリアである。ウォーキングストリートの人気店よりも値段的にお手頃な店も多く、のんびりしたい人にはおすすめだ。LKメトロは以前よりも日本人の数が増えている印象も受ける。
パタヤのゴーゴーバーにおける特徴から料金、システムまで、訪れる前に知っておくべきことについては下記記事を参考に。
バービア
バービアはパタヤの主要な夜遊びスポットである。ビーチロードとセカンドロードの間のソイ(路地)に数多く存在している。
日本におけるガールズバーのような営業スタイルで、ビール1杯50バーツ程度(約160円)と安く、レディースドリンクが100バーツ程度(約320円)になる。1時間女の子と話しても300バーツ、日本円にして1000円弱でも楽しめるようになっている。
ゴーゴーバーと同様に、女性をバーから連れ出せる。連れ出す際に店に払う料金は300バーツ(約970円)~、女の子へのチップは人それぞれだがショート1000~1500バーツ(約3250~4870円)、ロング1500~2000バーツ(約4870~6500円)とゴーゴーバーの半額程度である。もちろん、値段交渉も可能である。2000バーツの場合も女の子によっては1500バーツまで下げれる。
ただ、バービアはゴーゴーバーに比べると年齢層も高い。ママさんの知り合いの子供だったり、若い原石なような子が働いていることもあるが、最近では可愛い子の多くはみなゴーゴーバーへと移動している。数あるバービアで可愛い子を探すのは少々大変だし、居ても他の客にキープされていることも多い。バーで気に入った子が見つかったらすぐに話しかけた方が良いだろう。
パタヤにあるバービアや詳しい料金については下記記事を参考に。
ちなみに、ソイ6にあるバービアは置屋に近い営業スタイルとなっている。やり部屋も用意されているので、どちらかと言うと、安い値段ですっきりしたい人向けのスポットだ。
可愛い子がいないと思われがちだが、中には若くて結構レベルの高い子も混じっていたりする。パタヤのここソイ6は他の都市とも違い、最近はおばちゃんは少なくなった。
ソイ6の遊び方から料金については下記記事を参考に。
ディスコ
パタヤにおける夜遊びの1つとして、ディスコをあげる人も多いだろう。ゴーゴーバーやバービアから女の子を誘い出して、一緒に朝まで楽しみたいと考えている人は多いかと思う。
パタヤで有名な大型ディスコと言えば、ハリウッドである。
パタヤのディスコ「ハリウッド」。入場料は1人350バーツ(約1140円)で2ドリンク付き。ボトルを入れればグループで入ることもできるので、人数によってはこちらの方がお得になる。
ハリウッドにはフリーの売春婦も混ざって今夜の客を探している。
値段は人それぞれだがショートタイム(1回まで)で2000バーツ程度(約6500円)、ロングタイム(朝までで)3000バーツ程度(約9750円)。もちろん、ショートで3000バーツ、ロングで4000バーツ(約13000円)を提示してくる子も多い。あなたのことを嫌っていなければ、値段交渉で大体下げれる。
ハリウッド以外のディスコ、ウォーキングストリートにあるインソムニア(Insomnia)等でも援助交際を求める女性はいる。
ウォーキングストリートで営業するディスコ・インソムニア(Insomnia)
ただ、インソムニア(Insomnia)には女性の外国観光客も多くいる。初めから値段交渉をするのは失礼に当たるので止めた方が良いだろう。ある程度雰囲気が出てから誘うべきだ。
立ちんぼ(夜のパタヤビーチ)
ウォーキングストリート近くのパタヤビーチロードには多数の客待ちをしている女性が並ぶ。
パタヤといえば「パタヤビーチ」と言っても過言でないぐらい有名なビーチである。このビーチは夜になるとフリーの売春婦達が数多く並んでいる。
年齢層はやや高く、中東系の人が好きそうな太めの女性も多い。また、綺麗な子でもレディーボーイであるケースが多い。若い子もいるが訳ありの子が多く、店に所属してる女性よりもリスクがある。値段はディスコ以上に安くできるが、手癖が悪い(シャワーに入った時に物を盗む等)人の割合も上がるので、シャワーは一緒に入るか、先に浴びさせる等を対策を取った方が良い。
ウォーキングストリートからセントラルパタヤロード辺りまで、ビーチロード海沿いの広範囲に立ちんぼが立っている。ディスコでの援助交際もそうだが、個人間の契約になるのである程度のリスク管理は大切である。
「ホテルに泊まらせてくれるだけでいいよ」と言ってくる子もいる。真意は分からないし、そういう子を泊めるのには危険が伴うので避けた方が良いだろう。
貧しさのあまり体を売る子が日本では考えられないぐらい多いのがタイだ。体を売ってでも生きるために稼ぐ、弱肉強食の世界が見えるのもタイの特徴だと思っている。
普通の夜遊びに飽きた人がこうしたフリーの売春婦との情事を楽しんでいるようだ。
日本人向けカラオケ
ソイの数字が若いノースパタヤエリア、ソイブッカオとサードロードの間にも何軒か営業している。
バンコクのタニヤにあるような日本人向けカラオケと同じようなスナック形式のお店がある。少々古い曲も多いが、カラオケも歌うことができ、女の子によってはホテルへのお持ち帰りができる。
ただ、パタヤの日本人向けカラオケのレベルはそこまで高くない。日本人向けカラオケ目当てであれば、バンコクのタニヤやアユタヤの方が良いだろう。
ゴーゴーボーイ(ボーイズタウン)
ゲイ向けのお店が並ぶエリアで、ゴーゴーボーイと呼ばれる男性版ゴーゴーバーが多数営業している。ショーとしてダンスだけでなく、ある種のプレイといった過激なことをする店もある。ゲイだけでなく、女性が男性を求めて訪れるエリアでもあり、興味本位で訪れる女性グループもちらほらいる。
ビーチロードとセカンドロードの間、ソイ13/4にはパタヤ最大のボーイズタウンがある。ソイ13/4は格安ホテル街にもなっているため、ゲイ以外の人も多い。ただ、男性はこのエリアに入るだけで様々な客引きを受ける。
セカンドロードを更に南に進んだソイ17にはサニープラザ(SUNEE PLAZA)と呼ばれるゲイの聖地もある。
ただ、サニープラザはお店も少なく、少々寂れた雰囲気となっている。
パタヤの夜遊びにおすすめホテル
夜遊びを中心にパタヤで楽しみたい人はウォーキングストリート周辺のホテルに滞在すべきだ。ウォーキングストリート周辺はゴーゴーバーやバービア、ディスコやバー、パブから各種レストランも多数営業している。また、ウォーキングストリートはラン島への船乗り場も近い。
パタヤ滞在中、繁華街の賑やかな雰囲気に浸っていたいという人だけでなく、ラン島まで足を運ぶ予定の人にもおすすめの滞在エリアと言えるだろう。繁華街と言えど、治安も悪くなく、安心して遊べる場所だ。
ウォーキングストリートでおすすめのホテルを宿泊料の目安とともにまとめて紹介すると下記のようになる。
>>> 【1泊3000円~】ウォーキングストリートエリアにあり、ウォーキングストリート、パタヤビーチを一望できるホテル
>>> 【1泊3000円~】ウォーキングストリート入口が目の前!繁華街を目の前にしたビーチロード沿いのホテル
いずれもウォーキングストリートまでは徒歩0分で、ウォーキングストリートエリア内にある。夜遊びに最適なホテルだ。
ウォーキングストリートにおけるおすすめホテルの詳細な場所は下記Google Mapsを参考に。
ウォーキングストリートのおすすめホテル地図。右上の枠の記号(拡大地図を表示)をクリックして拡大で表示すると見やすくなる。左上の矢印が付いた枠記号を押すと、おすすめホテル一覧も表示されます。
下記で紹介するホテルや夜遊びスポットの場所は、このマップを別タブ・ウインドウ(もしくはアプリ)で開いておくと参照しやすいです。
Google Mapsはシェアもできるので、現地で友人と回る時も利用できる。
グランドホテル・パタヤ(Grand Hotel Pattaya)
ウォーキングストリートを遊び尽くしたい人におすすめなのがグランドホテル・パタヤ(Grand Hotel Pattaya)である。
グランドホテル・パタヤはウォーキングストリートから出るソイで営業している。ホテルを出れば徒歩0分でウォーキングストリートへ行ける場所にあり、ビーチロードにも近い。にもかかわらず、シーズン外なら、格安ホテル並に安くなる。こちらもコスパが良く、人気ホテルである。上で紹介したGoogle Mapsでは薄灰色ホテルアイコンの位置にある。
ベッドルーム。象の形をしているのはバスタオル、ハンドタオル。
部屋からはウォーキングストリートだけでなく、パタヤビーチも一望できる。
グランドホテル・パタヤの部屋から見た夜のパタヤビーチ(パタヤビーチ側の部屋を希望する場合、チェックイン時に受付に伝えた方が良い)。
パタヤで随一の繁華街ウォーキングストリートにあり、上層階客室からの眺めも良い。それなのに、価格は非常にお手頃だ。シーズン中で無ければ朝食付で格安ホテル並の料金となっている。
時期や条件によっては1泊3000円程度でも宿泊できる。具体的な料金は下記リンク先でチェックインとチェックアウトの日付を入れれば確認できる。宿泊料金を比較するために予め見ておいた方が良いだろう。
>>> グランドホテル・パタヤ(格安ホテル予約サイト 最新料金)
JF(ジョイナーフィー:連れ込み料)は無料。大人4人まで宿泊できるファミリープランが用意されており、1人あたり2000円程度でも宿泊できる。ただし、4人部屋は早めに予約しないと埋まってしまうので注意。
予約者以外の人と部屋で過ごす場合はID(パスポート)を預ける必要はある。IDの詳しいチェックはなされなかった。
グランドホテル パタヤはシーズン外でもすぐに満室になってしまう。先に予約だけでもしておいた方が良いだろう。宿泊日が数週間以上先なら、旅行サイトやホテル次第で後払いの選択もできる。直前でなければキャンセル料も取られない。
アットシーレジデンス(At Sea Residence)
写真左がウォーキングストリート入口ゲート。右側がアットシーレジデンスの入居する建物である。上で紹介したGoogle Mapsでは濃青色ホテルアイコンの位置にある。
アットシーレジデンス(At Sea Residence)はビーチロード、ウォーキングストリート入口ゲート前で営業するホテルである。ウォーキングストリートから徒歩0分、ホテルを出たら目の前にウォーキングストリートがある好立地だ。
写真左がウォーキングストリート入口ゲート。青い屋根の建物正面にあるエスカレーターを登るとホテル受付がある。建物2階にホテル客室があり、1階ではバービアが営業している。
バスルームは透明なガラス張りになっている。カーテンを開けると、入浴が丸見えになるエロい構造になっている。
スーペリアルームよりも料金の高いデラックスダブルのシービュールーム。大きな窓からパタヤビーチが広がっている。よりリゾート気分を味わいたいなら、予約時にシービューの部屋を予約すべきだ。
アットシーレジデンスは1階でバービアが営業しており、ウォーキングストリートにも近い。しかし、部屋の中までは騒音も聞こえなかった。若干音楽が聞こえるぐらいで、睡眠の邪魔にはならなかった。もちろん、部屋の場所にもよるし、気になる人は気になるかもしれない。
部屋は古い部分もある。しかし、一番安いスタンダードダブルルームでも広々としているため、カップルでの宿泊にも悪くないだろう。
時期や条件によっては1泊3000円程度でも宿泊できる。パタヤを遊び尽くすのに好立地にもかかわらず、格安ホテル並の料金である。
具体的な料金は下記リンク先でチェックインとチェックアウトの日付を入れれば確認できる。宿泊料金を比較するために予め見ておいた方が良いだろう。
>>> アットシーレジデンス(格安ホテル予約サイト 最新料金)
JF(ジョイナーフィー:連れ込み料)は無料。大人3名まで1部屋で宿泊できるプランが用意されている。1人あたり1500円程度でも宿泊できる。
予約者以外の人を連れ込む場合もIDチェックはなされなかった。ウォーキングストリート入口ゲートの目の前というわかりやすい場所にあるため、タイ旅行初心者にもおすすめのホテルだ。
パタヤの繁華街が目の前に広がり、ここへどっぷりと浸かったら普通の生活には戻れなくなるかもしれない。
パタヤのウォーキングストリート周辺のホテルについて、より詳しく知りたい人は下記記事も必読である。
パタヤの夜の楽しみ方
パタヤは夜になると、世界でも有数の歓楽街となる。街全体が刺激的で、この地へ行くだけで別世界にいるような気分になるだろう。
パタヤでデート相手以上の関係を作るのは、バンコクよりも最適な環境にあると思う。騙すつもりで近づいてくる女性も多いが、お金を持っている日本人や外国人と一緒になって早いところ仕事を辞めたいと思っている人も多い。恋愛感情を求めることは本能的にも普通のことだ。パタヤでは娯楽として、旅行の間だけ、それを楽しめる。
パタヤの楽しみ方も人それぞれだ。初心者であれば、自身の性格にあった楽しみ方を見つけることから始めると良い。ビジネスとプライベートがはっきり分かれている日本では経験できない遊びができる街、それがパタヤである。
パタヤは昼も楽しめるプレイスポットが多数ある。夜以外の遊びについて詳しく知りたい人は下記記事も参考に。